もち肌になりたいって?

化粧品、医薬部外品の成分表示の見方を学ぶ。開発者がポイントを解説!

この記事では、化粧品の箱などに記載されている全成分表示の見方について解説します。
全成分表示の見方がわかると、下記のようなことがわかります。

・自分が求める成分が入っているのか
・自分の肌に合わない成分が入っているのか

自分の理想となる肌状態にするためには、自分の肌に合う化粧品を適切に使う必要がありますが、選び方って実は難しいですよね。

 

ワーママ
ワーママ

時間もないし口コミサイト見てネットで買おうかな

ワーママ
ワーママ

でも口コミサイトって情報が多くてよくわからない…

Na-be
Na-be

全成分表示を正しく見ることができれば、判断基準が増えますよ!

 

この記事を読んで学べること
  • 化粧品・医薬部外品の成分表の見方
  • 化粧品購入の判断基準
  • 成分表を読むおもしろさ

まずはじめに、全成分表示のルールと見るべきポイントを書いておきます。

成分表示のルールと見るべきポイント

~化粧品~

\覚えておくべきルール/
配合されているすべての成分を記載
配合量の多い順で記載するが、1%以下は順不同で記載
メイク製品の着色剤はすべての成分のあとに順不同で記載

\見るべきポイント/
どこが1%のラインなのか
防腐剤、紫外線吸収剤の有無

 


 

~医薬部外品~

\覚えておくべきルール/
有効成分とその他の成分という2つの分類
有効成分、その他の成分の順番で記載
その他成分は順不同
水(精製水)は省略可

\見るべきポイント/
有効成分は何か
防腐剤、紫外線吸収剤の有無

Na-be
Na-be

それでは解説していきますね。

この記事の著者

大学院で分子生物学を専攻。
修士課程を修了後、化粧品メーカーの研究職となる。
スキンケア製品やメイク製品の開発を手掛け、化粧品大手口コミサイト@コスメにて年間1位を受賞した製品開発の実績がある化粧品開発のプロ。

Na-beです。

 

化粧品・医薬部外品の成分表示の見方を学ぶ前に知っておくべきこと:医薬品・医薬部外品・化粧品の違い

肌に塗布する製品は、医薬品・医薬部外品・化粧品とカテゴリー分けがされています。

このカテゴリーは「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」により明確に定義されており、下記の通りとなっています。

医薬品
次に掲げる物をいう。
一 日本薬局方に収められている物
二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具等(機械器具、歯科材料、医療用品、衛生用品並びにプログラム(電子計算機に対する指令であつて、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。以下同じ。)及びこれを記録した記録媒体をいう。以下同じ。)でないもの(医薬部外品及び再生医療等製品を除く。)
三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの(医薬部外品、化粧品及び再生医療等製品を除く。)

— 薬機法2条

医薬部外品
次に掲げる物であって人体に対する作用が緩和なものをいう。
一 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
  イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
  ロ あせも、ただれ等の防止
  ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
二 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
三 前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物(前二号に掲げる物を除く。)のうち、厚生労働大臣が指定するもの

— 薬機法2条2項

化粧品
人体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚や毛髪等を健やかに保つために、皮膚または毛髪に塗擦、散布などされる物で、人体に対する作用の緩和なもの(医薬品、医薬部外品の効能効果を持つものを除く)

— 薬機法2条3項

上記の定義をかんたんにかみ砕くと、下記図のようになります。

化粧品と医薬部外品と医薬品の違い
化粧品と医薬部外品と医薬品の違い

医薬品は治療目的で使用するものであるため、病院で処方される、もしくはドラッグストアなどで薬剤師のような専門家に助言を受けてから購入する必要があります。

対して、化粧品と医薬部外品は「人体に対する作用が緩和なもの」であるため、どこでも買うことができます。

人に対する効果

医薬品>医薬部外品>化粧品

安全性の高さ

医薬品<医薬部外品<化粧品

化粧品開発者の筆者は、人体に対する作用が緩和である化粧品と医薬部外品の開発に携わっています

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化粧品の成分表示の見方を学ぶ:成分表示のルール

成分表示は、消費者が安心して商品を購入し、使用できるようにするためのものです。
この成分表示の方法は化粧品と医薬部外品でルールが違います。

Na-be
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なるべくかみ砕いて説明していきます。

化粧品のルール

化粧品は、使用するすべての成分の表示が義務化されています。(全成分表示)
細かな規定はありますが、まずは以下の3つのルールを覚えておいてください。

配合されているすべての成分を記載
配合量の多い順で記載するが、1%以下は順不同で記載
メイク製品の着色剤はすべての成分のあとに順不同で記載

後ほど、例を見ながら解説します。>>例をすぐ見たい方はここから飛んでください

医薬部外品のルール

医薬部外品は、成分の表示が義務化されていません。
ただし、日本化粧品工業連合会では自主基準として表示することにしており、ほぼすべての医薬部外品に成分表示がされています。(筆者は成分が表示されていない医薬部外品を見たことはありません。)

医薬部外品の表示方法は、以下の4つのルールを覚えておいてください。

Na-be
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化粧品よりも曖昧な表示方法となっています。

有効成分とその他の成分という2つの分類
有効成分、その他の成分の順番で記載
その他成分は順不同
水(精製水)は省略可

曖昧であるため、読み取りの難易度が化粧品よりも高め。

後ほど、例を見ながら解説します。>>例をすぐに見たい方はここから飛んでください

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化粧品、医薬部外品の成分表示の見方を学ぶ:化粧品の例

以下の化粧品の解説します。
※筆者の個人的考えです。

まずは成分表の書き方のルールのおさらいです。

配合されているすべての成分を記載
配合量の多い順で記載するが、1%以下は順不同で記載
メイク製品の着色剤はすべての成分のあとに順不同で記載

上記のルールを踏まえながら、筆者は以下の2点を意識します。

  • どこが1%のラインなのか
  • 防腐剤、紫外線吸収剤の有無

この2つを意識する理由を説明します。

1%のラインを見極める

ポイント

化粧品は微量配合であったとしても、配合さえすればアピールできます。

大々的にアピールしている成分であっても、配合量が少なければほとんど効果はありません。実際に肌に影響を及ぼす可能性が高いのは高配合(1%以上)されている成分です。

1%のラインの見極めは最も難しいことですし、各成分の配合量は企業秘密であり、想像しかできません。

しかし、多くの化粧品ではアピール成分(エキスやヒアルロン酸など)をなるべく上の方に記載する傾向があります。

Na-be
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はじめて出るアピール成分付近が1%のラインと認識してほぼOK。

1%以上配合されているであろう成分や気になる成分に関して、以下のサイトで調べてみると勉強になります。

開発者も参考にするサイト

Cosmetic-Info.jp:表示名称、原料、処方例の検索ができる化粧品技術者のためのデータベースサイト

化粧品成分オンライン:化粧品成分情報サイト

肌へ影響を与えやすい防腐剤、紫外線吸収剤が含まれているか

防腐剤や紫外線吸収剤は、人によっては肌が反応してしまう場合があります。

合わない成分が含まれている場合は、使用を避けることが重要だと筆者は考えています。

化粧品によく使われる防腐剤、紫外線吸収剤は下記の通りです。

よく使う防腐剤の例
  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • フェノキシエタノール
  • 安息香酸Na
  • ソルビン酸K
よく使う紫外線吸収剤の例
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
  • オキシベンゾン-〇(〇には数字が入ります)
  • オクトクリレン
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
  • メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール

人によっては「肌が赤くなる」「ヒリヒリする」などの反応がでる場合があります。反応が出た場合、どのような防腐剤、紫外線吸収剤が入っているかを把握しておくことは次回以降の化粧品選びにとても重要な情報です。

筆者の場合は、フェノキシエタノールが高配合されているとヒリヒリ感を感じることがあります。また、海外ブランドメーカーの製品を使うと、ヒリヒリと感じることがあります。

これは、海外メーカーの方が日本のものより比較的防腐剤が多く入っているからだと筆者は想像しています。

Na-be
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すべての海外メーカー製品で防腐剤が高配合されているわけではありません。
体調にも左右されるので、ひとまずチェックしておくというスタンスで良いでしょう。

注意

防腐剤フリーの化粧品は注意!!!

防腐剤フリーの化粧品も肌刺激が出る可能性があるので注意が必要です。防腐剤フリーの製剤を作るために、防腐効果の高い保湿剤を高配合する場合があります。

防腐効果のある保湿剤の例
  • BG
  • ペンチレングリコール
  • 1,2-ヘキサンジオール
  • エチルヘキシルグリセリン
  • DPG
  • プロパンジオール
Na-be
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防腐剤というイメージ先行で防腐剤フリーの化粧品を使用する方もいると思うのですが、防腐剤フリーだから安全という考えは間違いです。

ペンチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリンなどの保湿剤は、高配合すると防腐剤以上に刺激がでる場合があります。防腐剤フリー化粧品は高い技術力が必要です。自分に合うかどうかを見極めて使用するようにしましょう。

Na-be
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筆者の場合は、フェノキシエタノールおよび防腐剤フリーの化粧品でヒリヒリすることがあるため、なるべくメチルパラベンを使用している化粧品を選択しています。

成分表示から読み取る~化粧品編~

前振りが長くなりましたが、解説していきます。

岩手県釜石の天然水を使用したスキンケアシリーズです。乾燥が気になる敏感肌にうるおいをたっぷり与えて保護します。デリケートな肌にもやさしい低刺激性です。

無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーが起きないわけではありません)

口コミ評価も悪くなく、容量が大きい割に安いため、使いやすそうな製品です。

Na-be
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それでは成分表示を見ていきましょう。

全成分

水、DPG、グリセリン、PEG-32、ジグリセリン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ヒアルロン酸Na、アラントイン、グレープフルーツ種子エキス、ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、BG、フェノキシエタノール、PCA-Na、クエン酸Na、クエン酸

1.1%のラインを見極める

アピール成分(エキスやヒアルロン酸など)を探してください。

本製品の場合は、ヒアルロン酸Naがはじめて出てくるアピール成分です。

よって、「ジグリセリンとグリコシルトレハロース」の間、もしくは「加水分解水添デンプンとヒアルロン酸Na」の間のどちらかに1%のラインがある可能性が高いです。

Na-be
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グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンは複合原料で、1つの原料です。
Cosmetic-Info.jpで調べると、原料名までわかる場合があります。>>クリックしてね。

水から加水分解水添デンプンまでは比較的多め、それ以降は少ない量が配合されていると判断できます。

ポイント

高配合されている成分の中に、自分の肌と合わない成分が含まれている場合は、使用を避ける方が無難。
例)エタノールに弱いのにエタノールが多い化粧品は避ける。

Na-be
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本製品に高配合されている成分は安全性も高く、化粧品の使用実績も高いものであるため、多くの人が安心して使えると筆者は考えます。

2.肌へ影響を与えやすい防腐剤、紫外線吸収剤が含まれているかどうか

防腐剤や紫外線吸収剤に対して敏感な方は存在するため、チェックが必要です。

本製品には防腐剤として、フェノキシエタノールが入っています。

筆者の場合は、フェノキシエタノール高配合だとヒリヒリ感じることがあるため、一度触ってみてから購入を検討してみようかなと判断します。

また、防腐効果を高める保湿剤の配合量が少ないため、防腐剤の配合量がもしかしたら多いかもしれないと考えます。

防腐効果のある保湿剤の例
  • BG
  • ペンチレングリコール
  • 1,2-ヘキサンジオール
  • エチルヘキシルグリセリン
  • DPG
  • プロパンジオール

以上のことから、本製品はアレルギーテストをしているものの、フェノキシエタノールの配合量が多い可能性があり、フェノキシエタノールに弱い人にとっては刺激が出てしまう可能性があると判断できます。

ただし、フェノキシエタノールで反応が出たことが無いという人にとっては、大容量かつ安価であり、ケチることなくジャバジャバと使うことができる高コスパ化粧水だと思います。

生体組成成分リン脂質から成り、たまねぎ状に幾重にも重なる層の中に美容成分を贅沢に抱えた0.1ミクロンの超微細なマイクロカプセル「新・多重層バイオリポソーム」が、1滴に1兆個。つけた瞬間から、成りかわるように肌に溶け込み、カプセルそのものがダイレクトに肌を美しくすることで、潤いに満ちたハリ・ツヤあふれる若々しい印象に導く、新・リポソーム美容液です

DECORTE

数々のコスメアワードを受賞した美容液が29年目にして初めてのリニューアル!1滴に1兆個の美肌カプセルが肌に溶け込み美を立て直すそうです。とても効きそうですよね。

Na-be
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それでは成分表示を見ていきましょう。

全成分

水・BG・グリセリン・水添レシチン・DPG・PCA-Na・アセチルグルタミン・エクトイン・シラカンバ樹液・セリン・テンニンカ果実エキス・トコフェロール・ヒドロキシプロリン・ビフィズス菌培養溶解質・加水分解ヒアルロン酸・加水分解酵母タンパク・酵母培養液・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー・カルボマー・キサンタンガム・コハク酸・コハク酸2Na・セラミドNG・ダイズステロール・フィトステロールズ・水酸化Na・フェノキシエタノール・安息香酸Na・香料

1.1%のラインを見極める

化粧水は比較的単純系ですが、美容液や乳液、クリームなどは処方が複雑になるため、1%のラインの判断が難しくなります。

Na-be
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経験値がモノを言いますね。

本製品の場合、成分表示で最も早く出てくるアピール成分は、アセチルグルタミンです。つまり、「PCA-Naとアセチルグルタミン」の間に1%のラインがあると筆者は考えます。「DPGとPCA-Na」の間にラインがあるかもしれませんが、DPGよりも上に記載のある成分は、1%以上配合されているはずです。

ポイントは水添レシチンが高配合されていることです。製品名にもなっているリポソームを作るために必須の原料で、1滴に1兆個の美肌カプセルを生み出すためには高配合が必要になるのかなと感じました。

リポソームについて詳しく知りたい方

リポソームは肌への浸透性が高くなるため、内側に美容成分を届けてくれるのかなと思います。

また、水添レシチンは安全性が高く、配合するとふっくら感を与える(経験に伴う個人的感想)成分です。原料単価も高く、安定的に製剤に高配合することは技術がいる成分なので、使ってみたいと思える製品です。

2.肌へ影響を与えやすい防腐剤、紫外線吸収剤が含まれているかどうか

防腐剤として、フェノキシエタノールと安息香酸Naが含まれております。ただし、あくまで筆者の予想にはなりますが、安息香酸Naはエキス類に含まれている防腐剤であり、配合量は極微量なのではないかと思います。

ポイント

エキスは単体成分ではなく、複合されている原料がほとんど。
例)水、BG、エキス、防腐剤の複合原料

よって、大部分の防腐効果はフェノキシエタノールによるものだと考えます。ただし、BGやDPGなどの防腐助剤となる保湿剤も含まれているため、フェノキシエタノールだけに頼っているわけではないとも判断できます。

また、日本の大手化粧品メーカーは日本人が安心して製品を使用できる処方設計に注力しているため、安心感も高いと筆者は考えています。

Na-be
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肌の強さなど、人種の違いは影響がかなり大きいと思います。

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化粧品、医薬部外品の成分表示の見方:医薬部外品の例

次に、医薬部外品の成分表の筆者なりの見方を説明します。
以下の医薬部外品を解説します。※成分表示から感じた筆者の個人的考えなので注意。

まずは成分表の書き方のルールのおさらいです。

有効成分とその他の成分という2つの分類
有効成分、その他の成分の順番で記載
その他成分は順不同
水(精製水)は省略可

上記ルールを踏まえながら、筆者は以下の2点を意識します。

この2つを意識する理由を説明します。

  • 有効成分は何か
  • 防腐剤、紫外線吸収剤の有無

有効成分は何か

医薬部外品は化粧品と違い、有効成分特有の効果を謳えます

有効成分となる成分はいくつか存在し、大まかなカテゴリーに分けられます。自分の肌にとってどういった効果が欲しいのかを見極め、選択すべきだと考えます。

有効成分の効果

医薬部外品の有効成分は大まかに4つのカテゴリーがあります。
求めている効能効果から、成分を選択するのがよいでしょう。
※タブを変更すると代表的な成分を確認できます。

2017年に日本で初めて許可された「シワを改善する」という効能効果を謳える有効成分

効能効果は「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」
多くの有効成分が世に出ているため、代表的なものを例示します。

  • トラネキサム酸
    資生堂が開発した成分で、抗炎症効果もある。
  • 4MSK
    (成分名:4-メトキシサリチル酸カリウム塩)※資生堂独自成分
    >>4MSKについて詳しく知りたい方はこちらをクリック
  • プラセンタエキス
    (成分名:メーカーによって異なるが、一部にプラセンタと記載あり。)
    豚などの胎盤から得られるエキス。
  • ナイアシンアミド
    (成分名:ナイアシンアミド、ニコチン酸アミドW(P&Gの製品のみ))
    シワを改善するの効能効果と合わせて謳われることも増えてきた。
  • 安定型ビタミンC誘導体
    (成分名:3-o-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸 2-グルコシド、リン酸L-アスコルビルマグネシウムなど)
    不安定であるビタミンCの構造を一部置き換えることで、安定にした成分。
  • アルブチン
    コケモモに含まれることが知られている成分。近年はあまり使われていない。

外的刺激によって引き起こされる炎症に対抗してくれる成分。
多くの有効成分が世に出ているため、代表的なものを例示します。

  • トラネキサム酸
    美白成分でもあるが、抗炎症効果も高い。※配合量がちg企業秘密です。
  • グリチルリチン酸ジカリウム
    甘草から得られる成分で、水溶性。
  • グリチルレチン酸ステアリル
    甘草から得られる成分で、油溶性。

ニキビの原因菌であるアクネ菌などを殺菌する目的で配合される成分。
効能効果は「にきびを防ぐ」※手指消毒剤とは異なる。
多くの有効成分が世に出ているため、代表的なものを例示します。

  • イソプロピルメチルフェノール
    化粧品で配合する場合の表示名称は「o-シメン-5-オール」
  • サリチル酸
    角質を軟化し、毛穴のつまりを解消する作用もある。

防腐剤、紫外線吸収剤の有無

化粧品同様、肌に影響を及ぼしやすい防腐剤と紫外線吸収剤のチェックはしておきましょう。化粧品とは名称が異なる成分もあるので要注意です。

よく使う防腐剤の例
  • パラオキシ安息香酸エステル(化粧品:メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベンなど)
  • フェノキシエタノール
  • 安息香酸ナトリウム( 化粧品: 安息香酸Na)
  • ソルビン酸K
よく使う紫外線吸収剤の例
  • パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル (化粧品: メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
  • 4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン(化粧品: t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン)
  • 2,4-ビス-((4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ)-フェニル)-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン(化粧品:ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン)
  • オキシベンゾン(化粧品:オキシベンゾン-〇(〇には数字が入ります))
  • 2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル(化粧品:ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル)

化粧品と同じく、自分に合わない成分はなるべく避けるようにしましょう。

成分表示から読み取る~医薬部外品編~

うるおい成分を抱えた水の層を肌表面につくり、キメを整え、ぷるぷると水をまとったようなみずみずしい感触を持続させる薬用化粧水。イプサ独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」が、肌表面にうるおい成分を留まらせる人工的な水の層をつくり、乾燥状態に応じて水分を与えるとともに逃さないようにするので、肌が水で満たされた状態が持続します。また、水で満たされることでうるおいバランスの整ったテカリにくい肌に整え、有効成分が肌荒れや大人の肌のニキビを防ぎます。

IPSA イプサ

化粧品口コミサイト@コスメで上位となっている本製品。”水で保湿”を前面に押し出しています。

Na-be
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それでは成分表示を見ていきましょう。

全成分

トラネキサム酸* ・ グリチルリチン酸ジカリウム* ・ アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム ・ dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩 ・ シャクヤクエキス ・ 精製水 ・ ジプロピレングリコール ・ 濃グリセリン ・ ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル ・ ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル ・ ソルビット液 ・ エデト酸二ナトリウム ・ クエン酸 ・ ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル ・ 2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液 ・ 1,3-ブチレングリコール ・ クエン酸ナトリウム ・ ピロ亜硫酸ナトリウム ・ ノバラエキス ・ マヨラナエキス ・ テンチャエキス ・ フェノキシエタノール

*は「有効成分」無表示は「その他の成分」

1.有効成分は何か

本製品の有効成分は、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムの2点です。

ポイント

トラネキサム酸には美白と抗炎症の2つの効能効果があります。
厳密なことは書けませんが、2つの効能効果で配合量が…
『美白』や『シミ』などの記載がない場合は、【抗炎症】用途での配合となります。

2つの有効成分は抗炎症の有効成分として配合されています。
よって、本製品は肌荒れ時に有効な医薬部外品であると判断できます。

2.防腐剤や紫外線吸収剤配合の有無

防腐剤として、フェノキシエタノールのみが使用されています。防腐効果のある保湿剤も配合されていますが、化粧品のように配合量を想像することはできません。

ただし、IPSAは資生堂系列の化粧品メーカーであり、資生堂の基準で製品開発されているため安心感は高め。

資生堂は世界でトップレベルの技術力を持つ化粧品メーカーです。

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世界の化粧品技術者が入っている国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)という連盟の4年に1回しかない大会で、最優秀賞を何度も受賞しています。
>>第31回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)横浜大会2020で最優秀賞獲得

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化粧品、医薬部外品の成分表示の見方を学ぶ:まとめ

化粧品の成分表示は、その製品が自分の肌に合うものかどうかを判断するために重要な要素です。

化粧品と医薬部外品では成分表示方法のルールと見るべきポイントが異なります。

成分表示のルールと見るべきポイント

~化粧品~

\覚えておくべきルール/
配合されているすべての成分を記載
配合量の多い順で記載するが、1%以下は順不同で記載
メイク製品の着色剤はすべての成分のあとに順不同で記載

\見るべきポイント/
どこが1%のラインなのか
防腐剤、紫外線吸収剤の有無


~医薬部外品~

\覚えておくべきルール/
有効成分とその他の成分という2つの分類
有効成分、その他の成分の順番で記載
その他成分は順不同
水(精製水)は省略可

\見るべきポイント/
有効成分は何か
防腐剤、紫外線吸収剤の有無

もちろん、成分表示からはわからないこともあり、良いと思っても効果がなかった、悪そうと思ってもすごく良かったということもあります。

しかし、上記のルールとポイントを確認すれば、求める製品が確実に見つけやすくなります。また、問題が生じた時に原因を追求しやすくなります。
※肌に異常が生じた場合は、使用をストップし、医師に見てもらうことをオススメします。

Na-be
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同じメーカーのものはブランドが違っても骨格が似てるという発見があったりします。

今回の記事に書いてあることを自分のものにし、化粧品を楽しみながら、よい肌に導いていただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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